どのように英語を学習すれば効果が上がるのか? 英語学習は登山をするような楽しみ方が必要です。

どのように英語を学習すれば効果が上がるのか? 英語学習は登山をするような楽しみ方が必要です。

どのように英語を学習すれば効果が上がるのか? 英語学習は登山をするような楽しみ方が必要です。

英語の試験の点数をもっと上げたいが、なかなか思ったように上がらないと悩んでいる方は多いと思います。

英語の学習は、時間をかけて勉強しても、すぐに成果に結びつかないことが多くてなかなかつらく、学習モチベーションの維持が難しいものがあります。

そのような状況のもと、どのように英語を学習すれば効果が出るのかについて説明していきたいと思います。

 

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英語学習の特徴(1)理屈なしに記憶する比重が高い

日本語が母国語の我々は小さい頃から日本語環境で育ってきており、母国語として話す事と聞く事の基礎が出来上がっているので、その部分の苦労はそれほどありません。

しかし、読み書きに関しては、日本語が母国語と言えども、漢字の記憶などは漢字の書き取りテストで、かなり苦労して覚えた方も多いと思います。

外国語として英語を学習する場合、読む事、書く事、聞く事、話す事の基礎的な部分からすべて習得していかなければならず、英単語・英熟語、英文法なども理屈なしに記憶せざるを得ません。

”blue“がなぜ「青い」を意味するのかに理屈はありません。

ともかく繰り返し何回も学習をして記憶するしかありません。

世の中には語学の才能がある人がごく少数いて、英単語を1度見たら記憶できる人もいます。

しかし大多数の普通の人は地道に繰り返し記憶学習をすることが必要です。

ですので、英語学習は、理屈の部分の比重が高い数学や物理などの教科に比べると、結構つらいものがあります。

英語が好きな人、得意な人からこんな話を聞いたことがあります。

知らない英単語・英熟語の意味を調べて、解かるようになるのが楽しい。それを調べてこの英文は何を表現しようとしているのかが分かるのが楽しい

このようなポジティブな気持ちになれれば、英語記憶学習のモチベーションが維持できると思います。

英語学習法
英語学習法

英語学習の特徴(2)すぐに成果が出ない

入試の公開模擬試験の英語の得点を向上させたいとして、1週間朝から晩まで英語の勉強をしても、残念ながらすぐに英語テストの点数はすぐには向上しません。

英単語・英熟語、英文法など英語学習は内容が非常に多く多岐にわたるので、地道に積み上げることが必要となります。

そして地道に英語学習を続けているのに、伸びを感じられない時も往々にしてあります。

そしてある時、目覚めた感じで英語能力が向上したと感じられるときが時にあります。

英語能力の向上は直線的ではなく、ゆるやかな階段上の台地を上っていく感じです。

ある程度の英語の学習の蓄積ができたとき、一段英語能力が上がるという構造なのかもしれません。

ただ、地道に英語学習を続けているのに、英語能力がスランプな感じの時は、正直、つらいものがあります。

こんなに頑張っているのに成果が出ない、自分は才能がないかも、やる気を維持できないなどネガティブな気分になります。

しかし、英語学習はある日きっと伸びは感じられると信じて継続するしか方法はありません。

英語学習は登山に似ていて、一歩一歩は小さいけれども、頑張って登り続けて、ふと後ろを振り返ると結構な高さまで登ってきたというあの感じです。

ともかく忍耐強く、1日短時間でもよいので努力を継続し、英文法にしても英単語熟語にしてもともかく記憶して身に着けていく事が英語学習のポイントとなります。

英語学習法
英語学習法

英語学習の特徴(3)試験対策・就職対策

日本の高校教育における英語は、大学入試の英語試験の出題傾向に大きく影響を受けています。

希望する大学に入学するという目的のための英語学習ですので、当然そうなります。

大学入試のための英語の参考書は非常に多数出版されており、最近では大学入試英語のためのスマホアプリもいくつか提供されています。

それらは大学入試英語問題を研究しつくしてその出題の範囲内での対策参考書となります。

大学入試の英語試験において英単語を6000個程度記憶しましょうというのは、出題された英文の分析結果として提示されていますので、大学入試英語での得点力向上という意味ではそれで必要十分と言えます。

大学入試英語でほとんど出題されない英単語を記憶してもある意味無駄です。

英語リスニング問題に関しては、1分間に140単語くらいのスロースピードの発声ですので、聞き取るのはそれほど難しくはないと言えます。

米国テレビドラマの俳優の方々のセリフの発声スピードは1分間に300語を超えることもありますが、そんな高速英音での英語リスニング問題を出題したら、得点できない生徒が続出して、得点差が出ず、選抜試験としての意味をなさなくなってしまいます。

英文法の問題も実用会話で使われている英文法だと簡単すぎてほとんどの人が正解になってしまい、選抜試験としての意味をなさなくなるので、正解率が6割くらいになるように現実にはあまり使われない古い言い回しの文例を出題したりすることになります。

大学入試のための勉強としては、他の教科の勉強も必要で、英語だけに多大な学習時間を投入することはできません。

大学入試突破という目的であれば、高校時代に受験対策の範囲内で英語を学習するのは当然だし、仕方がないと思います。

そして何とか大学入試向け英語をマスターして大学入学を果たし、大学生になったと思ったら、多くの大学生は、就職対策としてTOEICなどの英語力評価テストに臨むことになります。

就職活動における提出書式のなかに、英語力評価テストの点数を記入したり、成績証明書の提出を要求する企業が多いからです。

無事就職を果たし会社勤務になっても、昇進・昇格や会社の業務の必要性で、TOEIC 試験点数を上げる必要性に迫られる社会人も多いと思います。

TOEICなどの英語力評価テストは年に数回ある試験で、各回の試験難易度を揃えなければならないので、出題される英文、英単語・英熟語、英文法の内容も、ある程度の範囲のものが出題されます。

それゆえ、試験対策としての問題集や英単語集などの参考書やスマホアプリが多数出版されていて、その範囲で学習を進めるということになります。

大学生活も、様々な教養分野、専門分野の学習などをしなければならず、英語力評価テスト対策ばかりやっている訳にはいかないので、出題傾向・出題範囲など踏まえた試験対策勉強とならざるを得ず、それは仕方ないことだと思います。

社会人も本業の仕事をすることが必須ですので、大学生と同様の状況だと思います。

英語リスニング問題に関しては、英語力評価テストにおける発声スピードは大学入試英語よりもはるかに早く1分間に220~240語程度ですので、なかなか聞き取れず得点が伸びない人も多いと思います。

参考書のリスニング問題を解くことにより、試験問題慣れしてある程度の点数までは伸びますが、ある地点でそれ以上点数が伸びなくなる事が起きます。

その際は、単に参考書のリスニング問題に多くトライするだけではブレイクスルーは得られず、他の有効な英語リスニング学習方法にトライする必要があります。

英音研学習はその手段として有効ですので、ぜひトライしていただければと思います。

他方、TOEICで満点の990点を取った人が、ビジネスシーンでシビアな契約交渉を英語でしたり、英米の大学・大学院での英語の授業を問題なく受講できたり、米国テレビドラマを英音のみ・字幕なしで楽しめるかというとかなり厳しいものがあるのが現実のようです。

英語学習法
英語学習法

英語ネイティブスピーカーに対して現実的に通用する英語学習方法

英米企業とシビアなビジネス交渉がこなせるようになりたい、英米の大学・大学院に留学したい、英米の映画・ドラマを英音のみ・字幕なしで楽しみたいなど英語ネイティブスピーカーに対して現実的に通用する英語を身に着けたいとなると、大学入試の英語試験向けやTOEICなどの英語力検定試験向けを超えるもしくは異なる英語学習が必要となります。

英文法に関しては、英語スピーキングに資するような実用英文法を徹底的に頭に刻み込み、それをベースにオンライン英会話などアウトプットトレーニングを積むことが最低限必要となります。

実用英文法に関しては近年良書が出版されているので、あとは努力の問題となります。

英単語に関しては、25歳くらいの英語ネイティブスピーカーの英単語数は2万5000語程度と言われています。

1万2000語までですと、アルク社のStandard Vocabulary Levelで整理されていて、各種の記憶用アプリが販売されていますので、ともかく地道に覚えるしかありません。

しかし、1万2000語超から2万5000語までの英単語集に良いものがなく、英語学習者としてはつらいものがありますが、そこまでカバーしている英単語集がないわけではないのでトライする価値はあると思います。

英熟語に関しては、大学入試向けの英熟語集では収録数が1000~2000個くらいと少なすぎるのですが、それに代わる適切な英熟語集がなく、英語学習者の悩みとなっています。

さすがに英熟語辞書の10万語などを記憶するのは現実的ではありません。

2万語や4万語程度を搭載した英熟語集が販売されていますが、それでも収録数が多いので、例文を読み通すだけでも大変です。

しかし、英単語と異なり、英熟語は比較的よく知っている英単語の組み合わせで例文もわかりやすいものがありますので、英熟語学習の方がモチベーションの維持がしやすいものがあります。

スラングは定番スラングもありますが、昨今ネットスラングがどんどん普及しており、アップデイト作業も欠かせません。

スラングを解説しているWebサイトもいくつかありますが、多くても500語程度しか掲載されておらず、とてもそれでは記憶学習数としては足りません。

1万語程度の学習は必要なようですが、なかなか良い参考書がないので、これも英語学習者にとって課題となっています。

丁寧語の文語英単語が2万5千語、丁寧語の英熟語・口語熟語が2万語、俗語スラングが1万語となると、合計5万5千語でなかなか厳しい記憶数です。

世の中には語学の才能にあふれた方々がおられ、一度、見たら記憶できる人もいるようです。

しかし、そうでない人の方がはるかに多いのが現実です。日々、地道に頑張るとしても、仕事やほかの勉強をする時間も必要だと思います。

ある程度のところで諦めて、気になる英単語や英熟語はその都度意味を調べるというのが現実的だと思います。

英語リスニングに関しては、これまで世間での定番学習方法には以下のようなものがあります。

(1)英語リスニング問題集をたくさんやる
(2)英語音声をたくさん聞く
(3)英語ネイティブと英会話をたくさんする
(4)英語フォニックスを勉強する
(5)英語リエゾンなどを勉強する
(6)英文音読をたくさんする

既にこれらのいくつかには挑戦して、英語リスニング力の向上の勉強法としては限界を感じておられる方も多いと思います。

英語リスニング力の向上のためには、音声認識のみならず、英文法や英単語・英熟語力、英文の背景理解など総合力が必要となり、英音発声特性を意識した英文音読学習も英語リスニング力向上の十分条件ではありません。

しかし、英音研学習は、これまでの様々な英語リスニング学習法と比べて、効果が期待できるリスニング学習法ですので、ぜひ取り組んでいただければと思います。

英語学習法
英語学習法

まとめ

英語学習の特徴としては以下のようなものがあります。

(1)理屈なしに記憶する比重が高い
(2)すぐに成果が出ない
(3)試験対策・就職対策
これらを学習しても、英語ネイティブスピーカーに対して現実的に通用する英語学習方法を実践することはなかなか現実として厳しいものがあります。

英語学習において楽で即効性がある勉強方法はなく、ともかく、毎日少しでも継続的に地道に努力が必要で、高い山に一歩一歩登るようなものだという気構えが必要です。

人によっては、趣味の延長かもしれませんが、全く異なる発想の勉強方法をとる人もいます。

日本人の方で、イギリスのビートルズの楽曲がともかく好きで、楽曲の歌詞を暗譜し歌詞がなくても歌えるようになった人がいます。その人の英語のスピーキングやライティングは、日本人離れした英語ネイティブスピーカー並みだったそうです。

それはひとえにビートルズの歌詞を徹底的に頭に刻み込んだ成果だと言えます。

米国テレビドラマの“friends”を視聴するのが大好きで、それでTOEIC990点を獲得した人もいます。

大学に入学するための英語試験対策学習、就職対策としての英語力検定対策学習ももちろん大事ですが、せっかく英語を学習するのでしたら、英米の歌、ドラマ、映画などを英語のまま楽しみながら学習して、英語学習のモチベーションを維持するというのも有効だと思います。

英語リスニングに関しては、英音研学習は、これまでの様々な英語リスニング学習法と比べて、効果が期待できるリスニング学習法ですので、ぜひ取り組んでいただければと思います。