英単語の発音記号は英語学習のためにどうなのか?英単語スマホアプリが普及し役割が減りましたが、英語発音学習の重要性は変わりません。

英単語の発音記号は英語学習のためにどうなのか?英単語スマホアプリが普及し役割が減りましたが、英語発音学習の重要性は変わりません。

英単語の発音記号は英語学習のためにどうなのか?英単語スマホアプリが普及し役割が減りましたが、英語発音学習の重要性は変わりません。

英単語のスペリングを覚えるだけでも大変なので、発音記号についてはアクセント以外は気に留めない方も多いと思います。

英単語学習スマホアプリが普及した現代における英単語の発音記号の役割を考えてみたいと思います。

 

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英語の発音記号とは

英単語における発音記号は、英単語の発音の仕方を示した記号を指しています。

英単語のアルファベットの1文字1文字は、必ずしも1種類の発音とは限らないので、ある英単語が実際にどう発音されるのかを表記する必要があるのです。

例えば、“thin”(薄い)の“th”は“θ”と発音し、“they” (彼らは)の“th”は“ð”と発音するため、同じ“th”でも発音が異なるからです。

英語学習を紙の辞書に頼っていた時代は、知らない英単語をどう発音するかを知るには、発音記号に大きく頼っており、その役割は大きいものがありました。

 

ちなみに発音記号と似たカテゴリーで英語フォニックスがありますが、その関係はどうなのでしょうか?

英語フォニックスは、英単語の綴り字と発音との間にある規則性を示したもので、知らない英単語の発音を推測することができます。

英米では幼稚園児が絵本の英単語を発音できるようになるように親が学習させているケースが多いようです。

幼児が学ぶフォニックスは、英単語のスペルから発音を推測することができ、英単語の発音記号よりも簡便なので、使い勝手がよいものがあります。

英語 発音記号
英語 発音記号

スマホアプリによる英語学習時代の発音記号の学習

かつては英語の発音記号は、CD付きの発音学習書籍を購入して勉強したものですが、今では英語学習のWebサイトやYouTubeなどの動画サイトで音声付きでたくさん紹介されており、勉強したいと思えば無料で簡単に学習できるようになりました。

しかし、英語の発音記号は、母音・子音とかなりパターンが多いので、一度、さらっと視聴しただけでは覚えきれないものがあります。

ですので、英語発音記号の基礎勉強はするにしろ、英単語学習のスマホアプリで英単語記憶をするときに、スペリング、日本語での意味だけでなく、アクセントも含めて発音音声も同時に勉強することが有効だと思います。

英単語の発音は、発音記号に頼るのではなく、英単語学習のスマホアプリの音声に頼り、音として記憶すれば良いのです。

各英単語がどのように発音するのかを頭に刻んでおくことにより、英語スピーキングや英語リスニング力を向上させることが可能となります。

英語スピーキングや英語リスニング力を向上させる必要が生じて、再度、英単語の発音の勉強をするのは非常に面倒なものがありますので、英単語学習のスマホアプリで英単語の意味やスペリングを記憶する際、一手間かけて英単語発音音声を記憶することが重要です。

その意味で、発音記号を利用して英単語の発音を知るというよりも、スマホの英語単語学習アプリで直接音声学習ができるので、英語の発音記号の役割はかなり減ったと考えられます。

英語 発音記号
英語 発音記号

日本人が陥りがちな英単語発音の課題

日本人による英単語発音学習で大きな課題となるのは、日本人が苦手な発音です。

th”の発音は、発音の教科書では舌を上の歯と下の歯で挟んで強く息を流すと習いましたが、米国テレビドラマでそんなことをしている米国人俳優さんはほとんどおらず、舌を上の歯と下の歯で軽くあてて、普通の強さで息を流している感じでした。

加えて、日本人の場合、“th”の発音が日本語にはないため、いつのまにか日本語にある “s”や“z”の音に置き換えて発音してしまいがちです。

また、無声の破裂子音の“p, t, k“と、有声の破裂子音の”b, d, g”に関して、日本人は必要以上に力んで発声しがちです。

アメリカ英語ではこれらはかなり緩めに発音されています。

さらに、vやfの発音は、発音の教科書では上の歯で下唇を強く弾くと習いましたが、米国テレビドラマでそんなことをしている米国人俳優さんはほとんどおらず、軽く上の歯を軽く下唇にあてて、普通の強さで息を流している感じでした。

加えて、日本人の場合、“”の発音が日本語にはないため、いつのまに無意識に日本語にある “b”の音に置き換えて発音しまいがちです。

また“”の発音も日本語にはないため、いつのまにか無意識に日本語にある “h”の音に置き換えて発音してしまいがちです。

例えば、「5個の」などを意味する “five” に関して、日本人はかなり意識していないと「ファイブ」(hu-ai-bu)と ”f“ が ”h“ に置き換わり、”v“ が “b” に置き換わった上に、語尾に母音の “u” までくっついて似て非なる単語となります。

これは日本人からすれば似たようなものと言う感じですが、英語ネイティブスピーカーからすると、全く意味不明な単語となります。

このような感じで、英単語の発音は発音記号や英語フォニックスをさらっと1通り勉強して終わりというものでないのです。

日頃、日本語環境で日本語を使って日常生活を送っていると、日本語の発声特性に浸りきってしまうのは当たり前のことです。

日本語にない英単語の発音もその影響を受けて、日本語発声特性を無意識のうちに当てはめてしまうのです。

加えて、英語発音教材は、舌の位置や唇の形など、英語音声の発声の仕組みをしっかりと説明しようとします。

しかし、現実の英語ネイティブスピーカーの発声の仕方はそこまできっちりしていないことが多く、また、日本人は日本語にない発音なので、舌や唇を力んでしまって、現実の英語ネイティブスピーカーの英音発声と乖離しがちです。

そうなると、英語スピーキングがなぜか英語ネイティブスピーカーに通じなかったり、英語リスニング力の向上も今一歩となってしまう訳です。

英語 発音記号
英語 発音記号

英音研学習デイリープラクティス

母音や子音の発声方法を示した英語発音記号や英語フォニックス、アクセントなどは一度勉強したからと身につくものではなく継続的に繰り返し発声練習をすることで音声を脳に刻みこむことにより、英語聴覚脳の構築が可能となります。

英音研学習サイトではそれらを簡単に数分間で毎日実行できるようにデイリープラクティスと称した発声トレーニングプログラムを用意しています。

数分間で良いので毎日粘り強く発声練習をしていただきたいと思います。

それが効率的・効果的な英語リスニング力向上の基盤となります。

英語 発音記号
英語 発音記号

まとめ

紙の英和辞典や紙の教科書で英語を学習していたころは、英単語の発音記号は知らない単語の発音を知るために非常に重要なものでした。

しかし、スマートフォンの普及とともに、英単語学習のスマホアプリなどが普及し、英単語の発音は音声で簡単に学習できるようになり、英単語の発音記号の役割はかなり減ることになりました。

しかし、日本語の生活環境で過ごしていると、無意識に、英音発声特性とは構造的に異なる日本語発声特性で英単語や英文を発声しがちになるため、英語発声特性を頭に刻みこむ継続的な反復トレーニングは必須です。

これにより英語スピーキング力やリスニング力が向上するものと考えられます。

英音研学習では、英語音読の土台中の土台である英語フォニックスや英単語の発音を数分で復習し、英語聴覚脳を構築できるデイリープラクティスという発音トレーニング教材を提供していますので、ぜひ実践して頂ければと思います。