日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?グーグル翻訳活用・英音研発声法による英語スピーキング上達法

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?グーグル翻訳活用・英音研発声法による英語スピーキング上達法

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?グーグル翻訳活用・英音研発声法による英語スピーキング上達法

世界的な感染症の流行の影響で、自宅でのリモートワークで仕事をする人たちも増え、また多くの国々の人たちと英語でWeb会議をする機会が増えたと思います。新型コロナ禍以前だと、国内はもとより海外での打ち合わせでも会議室において対面でするものという固定観念がありましたが、多くの国の人々が国内外との人たちとWeb会議で簡単に打ち合わせができることを知り、実行するようになりました。

 

そのような会議では様々なテーマ・論点に対して質問をし、意見を言う機会が増えた人が多いと思います。海外の方々とのWeb会議で使われる言語は英語であることが多く、コミュニケーションツールとしての英語の重要性を再認識されたと思います。

 

しかし、日本人の場合、日本語ならスムーズに意見が言えるのに、英語だと言葉が出てこず思った通りの意見が言えない人が非常に多いものと想定しています。

 

中学・高校・大学教養科目で8年間も英語を勉強しているのに、なぜ日本人は英語スピーキングが苦手なのでしょうか?

 

本稿では、日本人が英語スピーキングを苦手とする原因を解明し、その対策としてGoogle翻訳活用・英音研発声メソッドによる英語スピーキング上達法を解説したいと思います。

 

英音研リスニング学習の詳細は英音研公式サイトご覧ください。

英語リスニング専門教材・オンライン学習『英音研』公式サイト (eionken.co.jp)


英語の4大能力

英語の4大能力と言われている「読む」「書く」「聞く」「話す」のうち、「読む」「書く」は文字を利用して行うため、大学入試の英語科目をある程度の得点ができるようになった人は英文読解・英作文とも時間を掛けさえすればなんとか対応できるものと考えられます。

 

英語の「聞く」「話す」は、英語音声がベースとなるため、日本人にとっては「読む」「書く」よりも難易度が上がります。そのうち英語を「聞く」こと、すなわち英語リスニングは相手が言ったことを聞き取るという受動的な活動であるのに対し、英語で「話す」こと、すなわち英語スピーキングは相手が話し終えて、その内容に対してすぐに自分で英語組み立てて話すと言う瞬発力が求められる能動的な活動です。そのため、英語の4大能力の中で一番難易度が高く、日本人にとって英語リスニングが苦手になる要因だと考えています。

 


本の学校教育での英語スピーキング学習の現状

かつて日本の高校入試や大学入試では英文読解・英作文に重点が置かれていましたが、昨今、英語リスニングが高校入試や大学入試で試験科目とされるようになったので、中学・高校でリスニングの授業や試験を受けた方も多いと思います。

 

しかし、現在、日本での高校入試や大学入試で英語スピーキングを試験対象としている学校は殆どないと想定され、生徒側としても入試で試験科目でない英語スピーキングの学習に時間を割くモチベーションは非常に低いものと考えられます。

 

大学生になると、就職活動や院試で、TOEICの点数を申告することが求められるため、TOEICの勉強をした人も多いと思います。TOEICには英語を「話す」と「書く」を対象とした試験もあるのですが、就職活動と院試で求められる試験の点数は英語を「読む」と「聞く」を対象とした試験なので、大学生になっても英語スピーキングへの学習モチベーションは低いものとなります。

 

そのため大学を卒業し就職して海外の取引先とビジネス交渉をしなければならない事態になった時、多くの日本人は英語でうまく交渉できないと言う困った状況になるものと想定されます。

 

このように各種の入学試験などに英語スピーキングが試験科目に入っておらず、多くの日本人にとって学習モチベーションが低いことが、日本人が英語スピーキングを苦手とする大きな原因になっていると思います。

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

日本人が英語スピーキングを苦手とする主な要因

日本人が英語スピーキングを苦手とする主な要因としては、以下のものが考えられます。

・英単語・英熟語力不足

・英文法力不足

・英語リスニング力不足

・発言コンテンツの考察力不足

・発言コンテンツを英語化する力不足

・発言コンテンツの英語発音力不足

 

これらの要因が複合的に組み合わされて英語スピーキングが苦手になっているものと考えられます。以下1項目ずつ解説していきたいと思います。

 

英単語・英熟語力不足

英単語・英熟語力が不足していると、英語で言いたいことがなかなか表現できませんし、それ以前に相手が話していることも当然よく理解できません。英単語・英熟語記憶学習方法に関して、画期的な方法論はなく、地道な努力で覚えるしかありません。

 

英語リスニングの場合、英語ネイティブスピーカーが話す英単語・英熟語をカバーする必要があるので、記憶学習量が非常に多くなりますが、英語スピーキングの場合は自分が使う英単語・英熟語は自ら決めることができるので、それほど多量に記憶する必要はなくなります。

 

英単語・英熟語記憶学習については、英語リスニングの観点からですが、別のブログ「英語リスニングにとって英単語学習はどう進めるべきか?」と「英語リスニングにとって英熟語学習はどう進めるべきか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語リスニングにとって英単語学習はどう進めるべきか? 英単語記憶学習は地道にやるしかないです。 (eionken.co.jp)

 

英語リスニングにとって英熟語学習はどう進めるべきか? 記憶学習が必須だが、音声付きの良い英熟語教材が少ないと言う問題があります。 (eionken.co.jp)

 

英文法力不足

英文法は、疑問文、否定文、仮定法など表現パターンごとの表現ルールなので、英語スピ―キングにとって非常に重要な要素となります。英語スピーキングの際、英文法に則して英文を組み立てて話さないと相手にはキチンと意図が伝わらないことになります。

 

しかし、中学・高校の英文法の学習過程で英文法の学習が嫌いになった人は相当いるのではないかと思います。あまりに細かなルールや例外ルールをたくさん詰め込まれて覚えきれなくなることなどが大きな要因だと思います。

 

自分が英語スピーキングをする際に活用する英文法のルールは、基本的な実用英文法の範囲内の基本的なものだけで良いとすることで、かなり英文法の学習は楽になるのではないかと思います。

 

英文法学習については、英語リスニングの観点からですが、別のブログ「英語リスニングにとって英文法はどう必要なのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語リスニングにとって英文法はどう必要なのか?リスニングにとって英文法の比重はそれほど重くないですが、英語スピーキングには実用英文法は必須です。 (eionken.co.jp)

 

英語リスニング力不足

英語リスニングが苦手なため、相手の言っていることが良く理解できないため、意見が適切に言えないケースです。英会話は相手と自分との言葉のキャッチボールですので、相手が言っていることが十分に聞き取れないとなると、質問のしようがなく、意見の言いようがありません。

 

日本人の場合、英語スピーキングのみならず、英語リスニングを苦手している人は非常に多いものと想定され、そのため、英語スピーキングも苦手になっていると考えられます。

 

英語リスニングが苦手な理由やその克服方法については、別のブログ「英語が聞き取れる:英語リスニングにおける「英音の認識」と「意味の理解」」で解説していますので、そちらを参照してください。

英語が聞き取れる:英語リスニングにおける「英音の認識」と「意味の理解」 (eionken.co.jp)

 

発言コンテンツの考察力不足

会議の場合、会話はいくつかのパターンがあります。

・相手の意見に対して質問する。

・相手の意見に対して意見を言う。

・相手の質問に対して回答する。

・相手の質問に対して質問する。

 

どのような意見を言い、どのような質問をするかは、人の話を分析する技術、説明する技術や質問する技術がありますので、英語の学習とは別にそれらをまずは学習することが必要です。ビジネス関連書籍などで解説書が出版されていますので、そちらを参照して頂ければと思います。

 

ただ、英語スピーキングの観点からは、相手の発言内容を英語のまま分析できるか、日本語に置き換えて分析するかどが大きな分岐点となります。

英語のまま相手の発言内容を分析できる人は、そのまま英語で意見や質問が考えられるので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は相手の英語での発言内容を日本語に置き換えて分析するため、意見や質問も日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

その次のプロセスとして、英語スピーキングの観点からは、どのような意見を言い、どのような質問をするかを、日本語で考えるか、英語で考えることができるのかが大きな分岐点となります。

英語で意見や質問が考えられるような人は、それをそのまま口に出せばよいので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

発言コンテンツを英語化する力不足

英語スピーキングの観点からは、どのような意見を言い、どのような質問をするかを、日本語で考えるか、英語で考えることができるのかが大きな分岐点となります。

英語で意見や質問が考えられるような人は、それをそのまま口に出せばよいので英語スピーキング力は非常に高いと言えます。

他方、大多数の日本人は日本語で意見や質問を考えるため、その日本語を頭の中で英作文すると言うプロセスが必要となり、スピーディな発言が難しくなります。

 

多くの日本人は発言コンテンツを日本語で考えるため、それを頭の中で日本語から英語に英作文することになりますが、日本語発言コンテンツを英語化する力不足のため、相手が発言を終えても、瞬発的に発言することが難しくなります。

 

日本語発言コンテンツを英語化する力不足の原因としては、英単語・英熟語力の不足、英文法力の不足、英語表現力の不足など考えられます。

 

世の中に出回っている英会話教材には、疑問文、現在完了、仮定法など英文法の学習項目ごと、喜怒哀楽などの感情や「~してくれますか?」「~にしましょう」などの英語表現パターンごと、海外旅行での入国手続きや売店での買い物などの英語活用シーンごとなどのパターンプラクティスで、発言コンテンツを英語化するスキルを身に着けさせようと方法のものが非常に多くあります。

 

筆者もそれらの表現パターンプラクティスの英会話教材で学習しましたが、すらすらと英語化して話をすることはできませんでした。それらの学習パターンが十分に身についていないからだと言われればそれまでですが、学習パターンを現実の場面に適用し、適切な英単語・英熟語に入れ替えて適切に表現することが現実的には難しいからだと考えています。

 

発言コンテンツの英語発音力不足

自分はちゃんとした英語で話しているつもりでも、会議に参加している英語ネイティブスピーカーに理解されず、聞き直された経験がある人も多いと思います。このような事が何回かあると自分の英語発音に自信をなくし、海外Web会議に参加しても積極的に発言したくないという事態に陥ることもあります。

 

英語発音力不足の原因としては、息の出し方などの英語発声の主な要因と、英単語1つ1つなど英語発音対象レベルにおいて、日本語発声特性を使ってしまい、英語発声特性で発音できていないことにあると考えています。

 

英語発声特性としては、下記のような「英語発声要素」「英語発音対象レベル」の2つのカテゴリーが複合的に組み合わされていて、英音発声をする必要があります。

 

英語発声の主な要素

・息の出し方・流し方

・声帯の使い方

・舌・歯・唇の使い方

・口の開き方・閉じ方

 

英語発音対象レベル

・アルファベット1文字1文字

・英単語1つ1つ

・英文1文

 

これらに関しては、別のブログ「どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか? (eionken.co.jp)

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

 


英語が自然に出てくるようにするための英語スピーキング学習戦略

英語スピーキングが苦手となる主な要因のうち、どのようにすれば「発言コンテンツを英語化する力」を身につけることでき、英語が自然に出てくるようできるのかを解説したいと思います。

 

現実的な目標設定

母国語が日本語である日本人に「あなたは日本語の発言をどのようなメカニズムで発していますか?」と質問をしたら、多くの人が「思いついたことを口に出すだけ」と答えることでしょう。これが母国語というものです。

 

他方、これが日本人にとって外国語である英語でとなると、日本語で発言内容を考えて、頭の中で日本語から英語に英作文をして、それを口に出すというプロセスを経ることがとても多いと思います。この状態から英語が母国語の人たちのように「英語で思いついたことを口に出すだけ」という状態に至るのは相当困難な道のりだと考えられます。

 

経営学で「戦略」の定義の1つに「捨てること」というものがあります。人・物・金の経営資源が限られている中で、あれこれ広く浅く取り組んでは企業競争に負けることになるので、ある物事に経営資源を集中配分し、それ以外の分野はあきらめるという訳です。

英語スピーキング学習戦略も同様です。

 

専門科目の勉強で忙しい大学生や大学院生、担当業務で超多忙な社会人にとって英語スピーキングだけに多くの時間を割くことはできません。

そのためにはどんなことにでも「英語で思いついたことを口に出すだけ」という状況を目指すのはあきらめ、特定分野に絞ってスラスラ英語で話せるようにすることを目指す訳です。

大学生や大学院生だと専門分野、社会人だと担当分野、一般の人だと趣味などにフォーカスすることが考えられます。

 

特定分野に絞ってスラスラ英語で話せるようにするための英語スピーキング学習方法

パターンプラクティスの英会話教材で英語スピーキング力が思ったように身につかない大きな原因は、英会話教材に記載されている英語会話例文が自分事ではなく、一般論や他人事であることだと考えています。銀行に勤めている人が、製造業の製品輸出交渉に関するビジネス英会話を学習しても使える機会はかなり少ないと考えられます。

それではどうすれば良いのでしょうか?

 

業務で作成・送信した日本語電子メールコンテンツ

社会人の場合、担当業務において自分で作成・送信した日本語電子メールのコンテンツが、一番有益な英語スピーキング教材になると考えています。担当業務で作成・送信した電子メールコンテンツは業務で誰かに何かを伝える必要性があり、リアリティに溢れたものがほとんどです。しかも、自分向けの英語スピーキング用のコンテンツを別途新たに時間と労力をかけて新作をする必要はなく、すでにそこあるものです。

 

AI機械翻訳アプリの活用

一昔前だと、英語の電子メールを作成・送信するのに、自力で英作文をする必要があるため、かなり時間がかかりました。

 

しかし、現在はAI機械翻訳アプリが無料で簡単につかえるようになり、状況が一変しました。以前、機械翻訳アプリは翻訳精度が低く実用に耐えないものでしたが、昨今のGoogle翻訳やDeepLなどの人工知能を活用した機械翻訳アプリの翻訳精度はそこそこ高いものがあり、実用に耐えるものとなっています。

 

そこで、業務で作成・送信した日本語の電子メールコンテンツをGoogle翻訳やDeepLなどのAI機械翻訳アプリにインプットして英語に翻訳します。翻訳英語が気にいらないところは少し自分で修正します。そして電子メールの日本語文と翻訳した英語文をマイクロソフトExcelに1行ずつ左列に日本語、右列にその英語翻訳文を日英1文ずつインプットすると自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材が出来上がります。

 

ちなみに機械翻訳アプリの翻訳精度を上げるプチ工夫としては、機械翻訳アプリにインプットする日本語文に主語や目的語などを追記したり、一文を長くしないで、短く区切って表現することが考えられます。日本人向けの電子メール表現の際に主語や目的語を補いすぎると不自然な日本語表現となってしまいますので、機械翻訳アプリにインプットする直前に少し補記するのが良いと思います。

 

1人で出来る英語スピーキング上達法

出来上がった自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材を使って、以下のように学習します。

 

まず英文をゆっくり正確に音読します。この場合、日本語発声特性で英文音読をしても効果は薄いものとなります。しっかりと英語発声特性で英文の音読をします。

 

これらに関しては、別のブログ「どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか?」で解説していますので、そちらを参照してください。

どうすれば英語スピーキングでの発音が上達するのか? (eionken.co.jp)

 

文音読の際、英文がどのような構造になっているのかもそれなりに認識します。機械翻訳された英文は、各種の前置詞、接続詞thatなどを有効に活用して、構築されていることが良く理解できると思います。また「~に関して」は“Regarding”が良く使われていることなどもすぐに認識でき、実際の会話でも使えるようになります。

 

英文を音読する際、最初は1単語1単語正確にゆっくり正確に、慣れてきたら徐々にスピード上げて高速音読ができるようにもし、アップテンポな英語発言のトレーニングとします。ただし、英語スピーキングのスピードを上げることにより正確な発音がないがしろにされてしまうのでは意味がありません。あくまで正確な発音ができる範囲でのアップテンポは英文音読が求められます。何回か英文音読して、日本語のみを見て英文が言える状態だと思えるようになったら、今度は日本語のみを見て英文を口に出します。うまく言えなかったら、再度、英文を何度か音読します。日本語のみを見て英文が言えるようになったら次の文に移ります。

 

もし、英語の発音に自信がないときは、その英文をGoogle翻訳にインプットして、マイクのマークをクリックすれば、英語音声で聞くこともできます。一昔前この種の機械音声は違和感が強かったですが、昨今の機械音声はかなり人間の声に近いものがあります。

 

この自分オリジナルの日英対訳英語スピーキング教材を使った音声学習を毎日短時間でも続けていくと、いつしか自分が担当している業務に関する英語を話さなければならなくなったときに、英語表現がある種の塊となって頭に思い浮かぶので、それをつなげていくと、それなりの長さの英語が話せるようになることが実感できることと思います。

 

上記は業務で作成した日本語の電子メール文を活用する英語スピーキング学習法ですが、趣味の事でプライベートにやり取りした日本語電子メール文があるなら、それを使えば趣味に関しての英語スピーキング教材として使えます。

大学生や大学院生の方でしたら、専門分野に関して同級生や先生とやりとりした日本語電子メール文があるなら、それを使えば専門分野に関しての英語スピーキング教材として使えます。

もし電子メールコンテンツの蓄積がないのでしたら、話せるようになりたい分野に関してインターネットのコンテンツを集めて日英対訳集を作ればよいと思います。

 

実践の場での英語スピーキングの発音

英語での会議の場での発言の際は、同僚の日本人の視線を意識して流暢な英語を披露しようとハイスピードで話そうとしないと言うことがポイントとなります。

 

どうしても英語スピーキングへの苦手意識に、自分の言いたいこと・言うべきことをさっさと発言して早く重圧から逃れたいと言う気持ちも加わり、早口になりがちなのだと思います。そうなると英語発音がいい加減になり、周りの人たちには理解しづらい英語となってしまいます。そうなると発言を聞いていた人たちは「あなたの発言はよく理解できなかったから、もう一度言ってください」などのリクエストが出て却って時間が掛かってしまうことにもなりかねません。

 

ここは、ともかく英単語アルファベット1文字1文字、ゆっくりでよいのできちんと発音することが非常に重要となります。口語でのコミュニケーションですので、ゆっくりとしたスピードで良いのできちんとした発音で発言し、発言内容をきちんと周りの人達に理解されることが最重要ポイントとなります。

日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?
日本人はなぜ英語スピーキングが苦手なのか?

まとめ

これまでパターンプラクティスがベースの英会話教材にトライしても、英語がスラスラと出てこない状況の日本人は非常に多いと思います。それはこれらの英会話教材は一般論・他人事なので、なかなか自分事としての場面に応用することが難しかったのだと思います。

 

他方、母国語が日本語である日本人が外国語である英語を使って「思ったことを口にだすだけ」という英語ネイティブスピーカーのレベルに達することは非常に難しいと思います。

 

多忙な日本人としては、自分の専門分野・担当業務分野・趣味など自分事として話す必要があること、話したい事に絞り、関連する豊富な日本語コンテンツデータをAI機械翻訳して自分用オリジナル日英対訳集で英語スピーキング学習をすることが必要だと思います。その他の分野に関して英語を使って「思ったことを口にだすだけ」という英語ネイティブスピーカーのレベルに達することは当面あきらめましょう。

 

英音研学習サイトの中でデイリープラクティスや英文音読トレーニング教材を提供していますので、1日15分のトレーニングを簡単に積むことができます。

 

本稿により皆様の英語スピーキングの発音が上達し、海外とのWeb会議などで海外の方々とのコミュニケーションがスムーズに進むことを願っております。