英語リスニング試験の復習はどうやるべきか? リスニング問題を活用した英文音読学習が効果的です。

英語リスニング試験の復習はどうやるべきか? リスニング問題を活用した英文音読学習が効果的です。

英語リスニング試験の復習はどうやるべきか? リスニング問題を活用した英文音読学習が効果的です。

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニング(実用英語技能検定)などの英語リスニング試験や問題演習の復習をどうすると良いのか悩んでいる方が多いと思います。

本稿では、おすすめの英語リスニングテストの復習の仕方を解説します。

 

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受験勉強の復習に関する衝撃的な出来事

若かりし頃、筆者は、大学入試の本番当日、必死に入試問題の設問に取り組んでいました。

国語の試験のある問題を読んだとき、どこかで解いたことのある問題だなと感じつつ、解答欄に答えを記入していきました。

そして、その日の試験科目が終わり、帰りを待ち合わせていた同じ高校の友人に話しかけました。

「国語の試験のあの問題、どこかで解いたことある気がしたんだけど、どうかな?」

その友人曰く「高校3年の春に学校でやっていたあの問題集でやったのと同じ問題だった」

大学入試の全日程が終わり、国語の試験のどこかで見た問題について非常に気になり、その問題集と問題を解いた自分のノートを見てみました。

まず、問題集をみてその問題を探しました。

ありました。何と、その年の入試問題とその問題集の問題が、設定文も設問も全部同じだったのです。

こんなことがあるのだと意外に思いつつ、大学の先生も新作問題を作るのが大変だから、大昔の出題した問題をそのまま出題することもあるのかと思いました。

そして衝撃的だったのが、その問題を解いた自分の解答ノートを見たときでした。

何と、その年の入試問題への自分の解答と、最初に問題集で解いた解答が、正解の箇所も、間違いの箇所も、まったく同じだったのです。

最初に問題集でその演習問題を解いたとき、当然、答え合わせをして、間違えたところはなぜ間違いで、正解はどれかということがノートに記録されていたものの、本番の入試ではまったく活かされなかった訳です。

問題演習をし、その答え合わせをして、あまり時間が経過していない時点だったら、もっと得点できたかもしれません。学校の中間テストや期末テストはそのパターンだと思います。

しかし、長い時間が経過すると、勉強したことは忘れて元の自分に戻ってしまうものなのでしょう。

となると、身に着いていない能力を身に着けるためには、それ相応の定着させるための繰り返しの復習なり、トレーニングが必須だと感じたものでした。

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

受験勉強に関する勉強・復習方法

試験対策としての勉強・復習方法には、様々な考え方があると思います。

 

【新作問題への対応力強化型】

高校の頃の筆者の受験勉強への考え方は、入試問題は、少なくとも過去数年間は同じ問題は出ず、新作問題が出題されるのだから、ともかく多種多様な問題集の問題をともかく大量に解くというものでした。

もちろん、解いた問題の答え合わせはすぐにやって、なぜ間違えたか、どうすれば正解に至るかは考えますが、一度やった問題はそれで終わりでした。

入試問題演習の復習としては非常にライトな感じだったと思います。

その成果としては、いくつかの大手有名予備校の全国模試では、どこの予備校のものでも、それなりに良い成績を上げていて、新作問題対応型の勉強法への成果を感じていました。

 

【復習スーパー重視型】

他方、大学入試の国語の問題について、すぐにあの問題集でやった問題だと答えた友人は、受験勉強・復習戦の方法はかなり異なっていました。

筆者のように様々な問題集にトライせず、学校指定の問題集に絞って復習し、一度やった問題を絶対に間違わないという復習スーパー重視型の勉強スタイルでした。

間違えた問題をコピーして、間違いノートに貼り付けて、そのノートを徹底的に何回も復習していたのです。

その友人も成績優秀でしたので、この復習スーパー重視型の勉強方法も有効だったのだと思います。

 

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

英語リスニングの勉強・復習のパターン

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検(実用英語技能検定)リスニングなど様々な英語リスニングテストへの試験勉強をしている方々の勉強・復習方法はいくつかパターンがあると思います。

 

【大量リスニング問題演習型】

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど受験する予定の英語リスニング試験に関して、市販されている問題集をどんどんやっていって、それが終われば次の新たな問題集に取り組み、ともかく大量にリスニング問題演習をするタイプです。

もちろん、英語リスニング問題にトライした後、解答を見て、点数をつけて、間違えたところはなぜ間違えたかなどの復習はやる訳ですが、すぐに次の問題にトライする方式で、ライトな復習の仕方と言えます。

試験本番で同じ問題は出ないのだから、ともかく多種多様な問題を経験しておきたいのと、大量に問題を解くことによって、英語リスニング力も上がるだろうという考え方がベースにあろうかと思います。

このやり方は、そのリスニング試験での基本的な出題パターンへの慣れ、よく出題される英語音声のトピックスの傾向への慣れ、ひっかけ問題・設問形式への慣れなどにより、問題演習を重ねると得点が伸びていきます。

このような学習は大学入試英語リスニングやTOEIC、英検、TOEFLなどの英語力検定試験などには必須です。

しかし、ある時点でそれ以上、点数が伸びなくなり頭打ちとなります。少し得点が上がると喜べますが、調子が悪いと得点が下がることもあり、気落ちします。

そしてもっと得点力を上げたいと思ってリスニング問題演習を続けるものの、ある一定の範囲に得点が分布するようになってだんだん問題演習がつらくなってきます。

得点がこれ以上伸びない自分は英語リスニングの才能がないかもと考えたりしてしまいます。

 

【復習スーパー重視型】

一般的に復習スーパー重視型で推奨されている大学入試英語リスニング、TOEIC、英検などの英語リスニング試験の復習の仕方は以下のような感じです。

(1) まず問題をやってみる。

(2) 答え合わせをする。

(3) 間違えたところの原因を明らかにする。単語力不足なら、単語力増強につなげ、英文法力不足なら、その部分を再度学習する。

(4) さらに英語リスニング問題音声のディクテーションをして、英語音声が聞き取れなかった個所を明らかにして復習する。

(5) 英語リスニング演習問題の英文スクリプトをリピーティングして英語リスニング力を向上させる。

(6) 英語リスニング演習問題の英文スクリプトシャドーイングして英語リスニング力を向上させる。

英語リスニング問題復習手法のてんこ盛りで、1問にこれだけの復習をする訳ですかという感じです。これだけの項目の復習をするとなると、1問の復習に何時間もかかる感じで、現実感がありません。

 

【英語リスニング力向上策としてのディクテーション】

英語リスニングに、ディクテーションが効果的だと聞いて、トライした人も多いと思います。

そして止めた人も多いと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力の効果があまり感じられないからです。

なぜ、ディクテーションが英語リスニング力の向上にあまり効果が感じられないのでしょうか?

ディクテーションは、英語音声を英単語に書き出していく勉強方法で、どこが聞き取れなかったのかが見える化できます。

その意味で、英語リスニング力の評価方法としては点数付けがしやすいものがあります。

しかし、精神集中していくらディクテーションをやっても、聞き取れない英語音声は聞き取れないのです。

そして、聞き取れなかった英単語がその時点ではどれかが判ったとしても、別の機会に聞き取れるかというとかなり怪しいと思います。

ディクテーションは、英単語のスペルも完璧にする必要があり、書き出すための時間もかなりかかるため、他の勉強科目や仕事など他にもやらなければならないことが多い状況のもとで、効果があまり感じられない方法に時間をかけられないですよね。

効率的な英語リスニング力の向上のためには別の方法論が必要です。

 

【英語リスニング力向上策としてのリピーティング、シャドーイング

英語リスニングに、リピーティング、シャドーイングが効果的だと聞いて、トライした人も多いと思います。

そして止めた人も多いと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力の効果があまり感じられないからです。

なぜ、リピーティング、シャドーイングが英語リスニング力の向上にあまり効果が感じられないのでしょうか?

それは日本語の発声特性で、英文をリピーティング、シャドーイングしてしまうからです。

日本語と英語とは発声特性が構造的に異なり、日本語発声特性をベースとした日本語聴覚脳では、英語音声を聞き取ることが難しいものがあります。

そして日本語の発声特性で、英文をリピーティング、シャドーイングをしても、英語聴覚脳を構築することができません。

逆に、英語発声特性を十分意識して、リピーティング、シャドーイングをやると、英語聴覚脳を構築することができ、英語リスニング力の向上が期待できます。

リピーティング、シャドーイングに関しては、英語ネイティブスピーカーの発声スピードと合わせて実施するもので、相当の英語力がないと実施すること自体も厳しいという問題もあります。

 

英語リスニングテスト復習
英語リスニングテスト復習

おすすめの英語リスニングの勉強・復習方法

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど、様々な英語リスニングテストに関してある程度の演習量を確保しつつ、演習問題の復習をそれなりに実施することにより、英語リスニング力を向上させる勉強法をご紹介します。

(1) 英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音をするなどして、英語リスニング問題演習をするために、英語聴覚脳モードに切り替える準備勉強を行う。

(2) 大学入試英語リスニング、TOEIC、英検など様々な英語リスニングテストの演習を実施

(3) 問題を解いたら、答え合わせをし、知らない英単語のせいでよく聞き取れなかった場合は、その英単語を単語帳に転記するなどして記憶学習をし、英文法の理解不足で意味がよく理解できなかったときは、その項目を復習するなり、英文の構造を分析するなどして理解を深める。

(4) 英音研学習サイトで復習した英語発声特性を十分に意識して、演習問題の英語音声をお手本にしつつ、低速・中速・高速の3段階で演習問題の英文音をする。これで3回の音読トレーニングとなりますが、もう少しちゃんとやりたいと思うなら、もう1セット3回加えても良いと思います。

ポイントは、英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音読をするなどして、英語リスニング問題演習及び音読トレーニングの準備し、英語聴覚脳モードにし、それに基づいて、演習問題を解き、問題文の音読をするところです。

英語音読と聞くと、英語リスニング力向上に効果があると聞いてやったことがある人も多いと思います。

しかし、多くの人が継続していないと思います。

理由は簡単で、英語リスニング力向上の効果が感じられないからです。英語音読もそれなりに時間と労力を使いますので、成果の上がらない勉強は無駄ですよね。

なぜ、英語音読をしても英語リスニング力の向上につながらないのでしょうか?

それは日本語発声特性で英語音読をしてしまうからです。

日本語発声特性で英語音読をしても英語聴覚脳を構築することはできません。

逆に、英語発声特性で英語音読をすると、英語聴覚脳が構築でき、英語リスニング力が向上します。

英語リスニング特性は理屈を理解することは難しくありませんが、日ごろ、日本語環境で過ごしていると当然ながら日本語聴覚脳にモードが戻ります。

日本人にとって日本語は母国語なのでそうなるのは自然なことです。

そして日本語発声特性と英語発声特性は構造的に異なるため、日本語聴覚脳では、英語音声を十分聞き取ることができません。

そこで、英語リスニングの演習問題をやる直前に、英音研学習サイトのデイリープラクティスなどで、英語発声特性を復習し、低速・中速・高速の3段階英文音読をするなどして、頭を英語聴覚脳に切り替えるべく、英語リスニング問題演習及び音読トレーニングの準備をすることが効果的となる訳です。

 

英検リスニング学習法
英検リスニング学習法

 

まとめ

大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど英語リスニング試験の復習の仕方についてはいくつかパターンがありますが、なかなか効果的・効率的と言えるものがないのが現状だと思います。

英音研学習サイトにおける英語発声特性の解説、英語発声特性に基づいた英文音読トレーニングを積むことにより、英語聴覚脳の構築が可能となり、英語リスニング力が向上します。

英音研学習サイトにおける英文音読トレーニンと、英語リスニング試験の復習組み合わせることにより、効率的・効果的な大学入試英語リスニング、TOEICリスニング、英検リスニングなど英語リスニング試験対策となります。

高校生・社会人の皆様は、ほかにも勉強しなければならないことや仕事も多く、英語リスニングばかりに時間を割くわけにいきません。英音研学習と英語リスニング試験の演習・復習を組み合わせことにより、効率的・効果的に英語リスニング力を向上させ、他の学習や仕事もこなして、人生の目標を達成されることを望んでいます。